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今昔稲取の図

東伊豆町稲取、民泊路考茶に設置されたタイル画
東伊豆町稲取、民泊路考茶に設置されたタイル画

今年9月、伊豆半島東伊豆町稲取にある一軒の宿に私の作品「今昔伊奈等利能図」(98x196cm)が設置されました。


イナトリ・アート・フェス2025の参加をきっかけに、町民ワークショップ、個展開催、そしてこうして作品設置までしていただき、感謝に堪えません。一年という短い期間にとても充実した経験をさせていただき、関係者の皆様にあらためてお礼申し上げます。


さてこの作品は二つの場面によって構成されておりまして、右の円の中には稲取の丘の上の展望台から臨む現在の稲取港の姿が、そして左には天保九年に記された伊豆国高村数という古地図が描かれています(作者再構成)。また両円の縁の部分にはこの地域にゆかりのある、例えば八幡神社の白い鳩、万祝いの鶴と亀、吊るし雛、ハンマアサマの笹のお侍などいろいろなものが描きこまれています。町の歴史を紐解くように、ひとつひとつ探してみるのも、楽しいかもしれません。


今のところ公開は路考茶の宿泊客のみですが、来年2月のイナトリ・アート・フェスで一般公開される予定です。そのころにはライティングもバッチリ利いているらしいので、ぜひ一度足を運んでみてください。

 
 
 

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