スタジオの稲穂
- shirasujun
- 9月9日
- 読了時間: 2分
更新日:9月12日

スタジオのベランダでは、青々と稲穂が育ちました。このところ急にです。嬉しい。
発芽をさせたのが、6月15日でしたのでちょっと遅いかなと思ってました。

実はこの米粒はもう3年も冷蔵庫にしまっておいたものでした。3年前はあきる野市の戸倉で畑を借りていて、陸稲で収穫したものです。
いろいろ事情があって通うのが大変になり、畑はお返ししましたが最後に採れたお米を冷蔵庫に保管してました。またどこかで植える日が来るかな〜っと思いつつ、時は流れ、海の近くの二宮町にアトリエを持つようになって、何やらお米の値段がどんどん上がり始め、こうして今年また息を吹き返すことになったんです。

初めは自分でも発芽するかどうか、わからなかったんですが湿した新聞紙にパラパラっと巻いて挟んでビニール袋に入れておいたら、モジャモジャとヒゲが沢山伸びてきました。そこで一週間後にポットに入れて水やりつつ様子を見ていたら、順調に伸び始めたのです。

土があんまり深くないので、ちょっと可哀想かなと思っていましたが、この令和4年米は逞しく育ってくれています。
ちなみに食していないので味はわかりません。ただその昔戸倉地区では陸稲が盛んだった記録があり*、美田がなくてもみんな工夫してなんとかやっていたんだろうと思います。今年は試しに食べてみようかな。
※ 「戸倉村誌」(昭和30年代発行)にありました。



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